将来について

人生100年時代を迎える

老後2,000万円問題というワードが数年前に話題に上がりました。
二人世帯の貯蓄額の平均値は60代と70代で2000万円を上回っていると言うデータもありますが、中央値ではどの世代も2000万円には届いていないとも出ていました。
退職金給付制度がある企業は75.5%と減少しており、企業規模が小さくなるほど割合が減っています。
人生100年時代と言われ、超高齢社会も目前に迫っています。
そんな中、自分の身を守るためには、自分自身で考えて行動するしかありません。

今から出来ること

しっかりと考えて行動するために、現状がどうなっているかは把握しておきましょう。
ここで覚えておきたいことが以下の4点です。
①年金はちゃんと払っておいた方がいいということ
②健康保険で手厚く守られているということ
③過剰な保険商品はいらないということ
④NISAやiDeCo、小規模企業共済などは使えばお得になるということ

年金はちゃんと払っておいた方がいいということ
毎年マクロ経済スライドという基準により金額が変化しています。そのため、金額は現状維持か減少していくと言われているので払い損という声も聞こえますし、私自身も学習をする前は同じような印象を持っていました。

よく知っていくと、制度としてはとても充実しており、ある意味で優秀な金融商品と言えます。
理由はいくつかあります、
・老齢年金は10数年で納めた金額以上の給付を受けることができる
・障害になってしまっても給付を受けることができる
・死亡してしまっても残された家族が給付を受けることができる
といったところです。

健康保険で手厚く守られているということ
健康保健の素晴らしいところは負担割合、傷病手当金、高額療養費制度がありすぐに生活に困窮する可能性は高くありません。
万が一、病気や怪我をしても3割負担で済みます
会社を休むことになっても傷病手当金が給付されます
月の治療費が一定額以上になった時には高額療養費制度があります

まずは治療に専念して、早く元気になることです。そのために毎月保険料を納めているのです。

過剰な保険商品はいらないということ
上記2点からも保険商品は最低限でいいとも言えます。
必要になるとすれば、自動車に乗る方の任意保険、火災保険、中高生までのお子さんがいる場合は死亡保険、はあった方がよいでしょう。
それ以外はあってもいいですが、保険料の負担が大きくなり家計が苦しいという状況や、貯蓄に回せるお金が捻出できないという状況であれば見直した方がいいのかもしれません。
保険商品は万が一のことがあった時に備えるものですので、今の経済状況と相談して決めていきましょう。

NISAやiDeCo、小規模企業共済などは使えばお得になるということ
2024年から新NISAが始まります。大きく制度が変わり、今年から始めておくとよりお得に活用することができます。
簡単に言うと、NISAは運用益が非課税になり、iDeCoは税制優遇を受けることができます。小規模企業共済は経営者の退職金と言われますが、所得控除もできます。

万人が同じ方法を選んだら正解ということはありません。一人ひとり状況は違いますので、それぞれがどう行動するかを決めていくということです。

最後に

当事務所では企業を人事・労務・広告から変えていくために伴走します。
少しでも気になったという方は、無料相談を受け付けております。
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