社労士開業と行政機関の仕事

開業記録

東海地方の田舎町で【コンサルタント事務所】を運営している元りく社労士です。
社労士になると労働局や年金事務所との関わりが増えてきます。そこで働く社労士さんもいらっしゃいます。私は働いたことがないので、また聞きな点であることをご了承ください。

さて、今回は行政機関の仕事について以下の3点にまとめました。

  • 行政協力を受けてみる
  • 公募に応募してみる
  • 支援機関も候補になる

行政協力を受けてみる

県会や支部会から

行政協力と聞いた時に、初めはどのような仕事がどこから来るのか全くイメージが湧きませんでした。先輩社労士に聞いてみたところ、県会や支部会が各地で行っている年金相談や、年度更新の相談員の仕事があると教えてくださいました。
実際、支部長からメールで募集されたこともあります。支部によっては支部長が選んで連絡しているという話も聞きますが、私の所属する地域は会員に一斉メールが送られているようです。
他には、県会のウェブページで募集されていることもあるようです。あまり更新されていないページなので頻繁に見にいくことはありませんが、仕事が欲しい方や交流をしたい方は定期的にチェックしておくことをオススメします。
身近なところに社労士で開業されている方がいれば話を聞いてみてもいいかもしれません。

単発の仕事もありますが、年度単位の仕事もあります。年度を通じて安定した収入を得ることができます。どうしても開業数年は安定しませんので、社労士と名乗りつつ仕事ができ、安定収入が得られるのは嬉しいですね。

気になるお金ですが、1日1万〜2万くらいが相場のようです。拘束される時間で考えると悪くはないですが、決して高いとは言えません。1ヶ月週5日で働くことができれば30万くらいは稼げるかもしれません。実務をやりながらお金をもらえるのはいいですね。

公募に応募してみる

ハローワークで募集している

ハローワークで求人を見ていると労働局、労働基準監督署、ハローワークのそれぞれで求人が出ていることがあります。そこから見つけた職場に応募して面接を受けて就職を目指します。頻繁に出ているのでたくさん止めるくらいハードな職場なのかなと感じていました。
詳しいことは分かりませんが、どうやら定期的に公募しなければならないと決まっているようです。

労働局では助成金センターの相談員や働き方改革の相談員の仕事を見かけたことがあります。これは週2日などパートで働くことができる仕事でしたので、開業している社労士にも人気があるのかもしれません。他にも常勤の仕事として、職員の募集も見かけたことがあります。

労基署やハローワークでは、労基署にある総合労働相談の相談員は募集を見かけたことがあります。ハローワークの相談員もあったかもしれません。

ただ、労働局で働くということは公務員になるということです。パートであれば副業も可能かもしれませんが、常勤となると土日に副業はできなくなってしまいます。
資格を活かして仕事をしたいのであればいいルートです。労働関係の色々な相談を受けることで将来的な対応力は磨かれるはずです。

少し気になるのが、公募が実際に行われているのかという点です。私が採用側であればという仮の話をしますが、昨年も働いてくれた方が翌年も働きたいと言っていて働きぶりを評価していたら、わざわざ新人を採用するでしょうか。育成の手間もかかりますし、職場が合わずに早期退職してしまうリスクもあります。公募してきた人がとても良い人柄だったとしても、既存のスタッフと比較すれば評価は下げざるを得ないのが正直なところではないかと感じています。

そういった意味では、公募の形を取ってはいるが継続採用なのではないかなと思い応募してみると良いと思います。

支援機関も候補になる

中小企業支援機関も募集している

社労士という仕事は中小企業のヒトに関するサポートを行っています。そして、公的に中小企業の支援を行っている機関があり、そこの相談員として働いている社労士もいらっしゃいます。
ただ、社労士でやっている人はそこまで多くない印象です。主にやっている方は中小企業診断士や金融機関の支店長経験者などが多いです。やはり中小企業の悩みで多いのは売上改善や戦略策定などが多いからではないでしょうか。集客の支援やプロモーションのアドバイスの方が目に見えて分かりやすいですし、結果としても分かりやすいです。

募集が多いのは年度の変わり目の時期ですが、若干名の募集が多いです。辞める方の補充がメインなのかもしれません。社労士をやっているからと言って優先されにくい場所ですので、一つの候補地として考えるくらいが良さそうです。

条件は日額2.5万円が相場です。住まいの近くに拠点があれば応募する価値はありそうです。

終わりに一言

これらで働くことは先の仕事に活きてくる可能性が高いため、開業数年は応募してみても良さそうです。一方で、安定した収入を得てしまうため完全に一本立ちするというモチベーションが低下してしまう恐れもあります。
考え方はそれぞれですが、私は背水の陣のつもりで営業活動を工夫していくのも面白さだと感じて日々活動をしています。

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