選択式対策と基準点割れ

社労士試験

東海地方の田舎町で【コンサルタント事務所】を運営している元りく社労士です。
社労士試験を難しくしている理由の一つが選択式の基準点割れですね。

さて、今回はそんな選択式対策はどうするのかを以下の3点にまとめました。

  • 基準点割れとは
  • 択一式との違い
  • どのように対策をするのか

基準点割れとは

試験の構成

社労士の試験は午前の選択式と、午後の択一式の2つがあります。

試験科目選択式 計8科目(配点)択一式 計7科目(配点)
労働基準法及び労働安全衛生法1問(5点)10問(10点)
労働者災害補償保険法
(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。)
1問(5点)10問(10点)
雇用保険法
(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。)
1問(5点)10問(10点)
労務管理その他の労働に関する一般常識
1問(5点)
1問(5点)10問(10点)
社会保険に関する一般常識
1問(5点)
1問(5点)※労働一般と合わせて10問
健康保険法1問(5点)10問(10点)
厚生年金保険法1問(5点)10問(10点)
国民年金法1問(5点)10問(10点)
合計8問(40点)70問(70点)
参照:全国社会保険労務士会連合会試験センター

選択式は大問で8問となっていますが、選ぶ問題数としては40問で40点となります。
択一式は70問で70点です。

合格基準点

合格基準点は、選択式試験及び択一式試験のそれぞれの総得点と、それぞれの科目ごとに定められています。

この各科目ごとというのが鬼門となっているのです。
令和3年と令和4年を見比べてみます。

選択式令和4年度令和3年度
総得点27点以上24点以上
各科目全科目3点以上労働一般1点以上
国民年金法2点以上
その他3点以上
参照:厚生労働省
択一式令和4年度令和3年度
総得点44点以上45点以上
各科目全科目4点以上全科目4点以上
参照:厚生労働省

よく言われる基準点割れとは、主に選択式に対して、どれかの科目で1点or2点となってしまったことを指していることが多いです。

社労士試験ではいくら総得点が高くても、一つでも基準点を下回ってしまうと不合格になります。
その年により調整されることもあるため、3点に届いていない=即不合格、ではありませんが可能性は高くなります。
基準点の調整を待っているのが、救済待ちです。何とも言えない気持ちで待つことになります。
(※救済は得点分布など一定の基準を満たすと基準点が引き下がるものですが、覚えていなくていいです)

択一式との違い

択一式は比較的安定しています。10点満点中、全科目で4割以上を取り総得点で6割強で合格です。他の資格試験でも同様の基準を設けているものもよく見ます。

問題は選択式です。選択式は、5つ穴の空いた文章を与えられ、20個の語句の候補から埋めていきます。同じ範囲から5問出ることもあれば、別の範囲から3問と2問となることもあります。ここで一つでも2点の科目があるとその時点で原則不合格となります。

どのように対策をするのか

4点目や高得点は必要ない

膨大な範囲から出題される選択式をどう対策すれば良いのか。
私がやっていたことは以下のことです。
とても広くとても浅く
とにかく広く浅くです。特に労一と社一はもともとの範囲が広い上に似た語句も多いので違いを押さえておきましょう。
数字や似たものは横断で
科目をまたいで同じような数字が出ていたり、似た制度があります。問題にしやすいところですので特に注意が必要です。
・3点を確保する解き方を
ある語句の可能性がある問題が2つあるのであれば思い切って2つとも同じ語句にするのも手です。2問は確実に取れている前提ですが。

私が3点を確保するためにやっていた具体的な解き方は次の通りでした。

問いを見たら語群を5問×4つに分ける
まずは必ず正解と自信のある答えを探す
分からない問題は飛ばして次にいく
3問に足りていない科目から2周目に取り掛かる
時間は余るので3周目、4周目へ

予備校などでは、語群を見る前に語句を類推し、当てはまるものを語群から探す方法を勧めていると思います。知識があればその方が惑わされなくていいです。

最後に一言

解き方にこれが正しいということはありません。
合格してから知ったやり方もありましたが、知らなくても合格はできました。

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