ホットペッパーとサロンボード

営業支援

東海地方の田舎町で【コンサルタント事務所】を運営している元りく社労士です。
リクルートに在籍中は、毎日ホットペッパービューティとサロンボードを見ていました。実は使いこなせていないサロンが多いのが残念な点でもあります。

さて、今回はサロンボードについて以下の3点にまとめました。

  • ホットペッパービューティは必須なのか
  • サロンボードは無料で使える予約管理システム
  • この二つをさらに使いこなすには

ホットペッパービューティ(HPB)は必須なのか

業界最大手のポータルサイト

今はインターネットで様々な情報を検索し、行くお店や買う商品を決めている時代です。
業界によって差はありますが、美容業界ではホットペッパービューティの一人勝ちの状態が続いているように感じます。
思い返すと、私が営業をしている頃にも、いくつかの競合媒体が出てきていました。
自社で営業をしていき徐々に掲載店舗を増やしていく媒体もあれば、買収をすることで急速に拡大していく媒体もありました。

こうした脅威がある中でも業界トップの座を守り続けていると言えるのではないかなと感じています。
そんな媒体なので、美容業界で事業を行なっていく上では使っておかないといけないと思えるほどの規模感でもあります。

しかし、全店が掲載する必要があるかと言われるとそこはNOだと思っています。
新規で営業にも回っていましたが、お店の状況をヒアリングしていく中で、「今すぐに」掲載する理由がなかなか見つからないこともありました。もちろん、新規の受注が目的ですので掲載する理由を見つけて提案してはいましたが、いまいち納得感がありませんでした。

具体的には、以下の条件に当てはまる場合は「今すぐに」掲載する必要はないかと思います。
①一人サロンで売上に大きな変動がない
②夫婦サロンで売上に大きな変動がない
③ベテランスタイリストしかいない
これらに共通しているのは、売上がある程度あるということです。
そして、「今すぐに」でなければ、掲載した方がいいということでもあります。

短期的な視点であれば掲載の必要はありませんが、経営していく上で中長期的な視点を持つことはとても重要です。
今の状態がこの先ずっと続く保証はどこにもありません。安定している時こそ、次の手を考える余裕を持っておきたいものです。

サロンボード(SB)は無料で使える予約管理システム

意外と知られていない事実

ホットペッパービュティに掲載すると、必ずサロンボードという予約管理システムがついてきます。
これだけで申し込むことはできないのですが、これだけで使いたいという声が多いのも事実です。

掲載費には含まれていないので、これ単体で考えると追加料金はかかりません。
ですので、無料で使うことができる予約管理システムなのです。

少し抜け道の手段としては、有料での掲載が終わっても無料掲載を続けることができます。その場合、サロンボードも継続してご利用が可能です。
ただし、無料掲載は電話番号が掲載されなくなるため、ネット予約が必須となります。ホームページ代わりに使いたいという声もありますが、前述の通りほとんどのお店は掲載するべき媒体だと言えますので、有料で掲載を続けておいた方が無難だと考えています。

サロンボードの機能は多岐に渡ります。
・予約管理
・顧客管理
・集計分析
・メッセージ
・レジ
・スマート支払い
・求人
漏れているかもしれませんが、大まかにはこれらの機能が使えるようになります。
開発の話を聞いたことがありまして、施術以外の部分を請け負うことができればお店はサロンワークに集中できるようになる。そうすると、待たされたりする時間が減り、お客様の満足度も向上していく。
ちょっと記憶が曖昧ですが、そんなニュアンスでした。

たくさんある機能の利用状況なども抽出していましたが、基本となる予約管理機能でもちゃんと使っていないお店が大半です。
当時と少し状況は変わっているかもしれませんが、私が在籍していた期間中で大幅な改善は見られませんでしたので、今でもそんなに状況は変わってないと思います。

ここで言いたいのは、上記の機能の中で最低でも5つは使わないともったいないということです。
最低限である予約管理だけでも、全ての機能を使っても金額は変わりません。
使い方はネットで調べたら出てきますし、営業担当も教えてくれます。

いつでも連絡ください!と営業をやっていた時には言っていましたが、お電話をいただける方は数名しかいませんでした。もったいないので本当に使った方がいいです。

この二つを使いこなすには

プランは最適なのか

ここが一番の問題点でもあります。
お店にとっての最適なプランと、営業にとっての最適なプランが異なっていることはよくあります。
営業も仕事でやっていますので、目標を達成するために頑張っています。ロープレを繰り返して上手く言えるように練習していますし、切り返しの方法も先輩から後輩へ伝承されています。

ここで言う最適なプランとは、低い方がいいと言うわけではなく、お店の状況に最適かと言うことです。今でも最上位プランを進めることはありますが、自分の成績は関係ありませんのでお店のための最適が最上位プランだからオススメしています。

新規掲載と同じようにプランでも誤解のないようにしておきたいのですが、掲載してちゃんと活用した方が利益は残ることが多いですし、上位プランに変えた方が費用対効果はよくなることが多いです。
あくまで活用を前提にしていますので、使いたいなと言う方はお問い合わせください。導入からサポートしていきます。

サロンボードは使いこなせているのか

こちらも問題の大きさで言うと小さくはありません。
誤解を恐れずに言うのであれば、予約管理機能しか使っていない場合のサロンボードの価値は30%くらいです。予約管理機能も正しく使っていないのであればもっと下がると思っても大丈夫です。

・正しく設定する
・予約管理機能を正しく使う
・会計をする
・レジ締めをする
・集計して分析する
・顧客を適切に管理する
・メッセージでアプローチする

ここまでを使っていてようやく90%くらいは使えていると言えます。
残りの10%は、上記を使うことで、電話対応が減ったり、税理士さんとのやり取りが楽になったりする部分に価値が生まれると思います。

サロンボードは日々アップデートされていますし、新しい機能を定期的に開発しています。
その都度案内をしていたこともありますが、なかなか使ってもらえずに苦労しました。
業務量も多く、日々追いかける余裕もありませんでした。
お店が必要性を理解できないままですと業務が増えるだけのような印象があったので、伝え方にも問題があったのかもしれません。

今なら、使いこなせるように伴走できるので、ぜひ使いこなして業績の改善につなげて頂きたいです。

終わりに一言

同じお金を払っていて、10万円の集客にしても100万円の集客にしてもいいんです。
せっかくなら、使いこなしてください。私でよければお手伝いします。

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