1年間の戦いと択一式の乗り越え方

社労士試験

東海地方の田舎町で【コンサルタント事務所】を運営している元りく社労士です。
明日10月4日が令和5年度の社労士試験の合格発表です。
試験社労士試験というものは、選択式試験と択一式試験に分かれています。
人によって違うようですが、個人的には択一式が難しかったです。

さて、今回は私がやった択一式試験対策を以下の3点にまとめました。

  • 択一式試験とは
  • どのように対策してきたか
  • 結果とお勧めの方法

択一式試験とは

試験の構成は

社労士の試験は午前の選択式と、午後の択一式の2つがあります。

試験科目選択式 計8科目(配点)択一式 計7科目(配点)
労働基準法及び労働安全衛生法1問(5点)10問(10点)
労働者災害補償保険法
(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。)
1問(5点)10問(10点)
雇用保険法
(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。)
1問(5点)10問(10点)
労務管理その他の労働に関する一般常識
1問(5点)
1問(5点)10問(10点)
社会保険に関する一般常識
1問(5点)
1問(5点)※労働一般と合わせて10問
健康保険法1問(5点)10問(10点)
厚生年金保険法1問(5点)10問(10点)
国民年金法1問(5点)10問(10点)
合計8問(40点)70問(70点)
参照:全国社会保険労務士会連合会試験センター

択一式は、午後から始まり210分間で7科目70問を解く試験です。
すべて5肢択一になりますので、1問に充てることができる時間は約3分しかなく、1つの選択肢の正誤判断は36秒しかありません。
マークする時間を考えると、実際に使うことができる時間はもっと少ないと言えるでしょう。

選択式についてはこちらでまとめていますので割愛します。

合格基準点は

合格基準点は、例年44点〜46点の間で変動します。全ての科目で4点以上であることも条件の一つになります。
知識がしっかりと身についている方の場合、当たり前のように50点以上を取っています。安定して40点台後半〜50点が取れている方であれば択一式は問題ないでしょう。
選択式に不安があるのであれば、直前期までは知識の維持に努め、直前期には白書と選択式対策として枝葉の知識を身につけていくのが良いと思います。

逆に、私のように択一式が苦手という方もいらっしゃいます。
選択式は、令和2年の労一のようなパターンでない限り、3点の確保はできると思っていたからです。
択一式にまったく自信がもてませんでした。

どのように対策してきたか

苦手科目を把握する

全部で7科目ありますが、大きく分けると労働と社保に分かれます。一部混ざっている「労一・社一」という科目もありますが、これは別の対策が必要です。

労働は「労基・安衛」、「労災」、「雇用」を指します。労災と雇用の後ろ3問は「徴収」になっています。
社保は「健保」、「厚年」、「国年」を指します。
人によって、得意な科目と不得意な科目があると思いますが、私は点数で見ると労働が苦手でした。分かる分からないで言うと年金が苦手でした。

私が考える各科目のイメージです。
・労働 通達が意味不明
・安衛 量の割に3問しかなく運任せ
・労災 認定の具体的判断が細かい
・雇用 失業保険以外は分からない
・徴収 暗記しかない
・健保 身近でも分からない
・厚年 国年と混ざる
・国年 厚年と混ざる
・労一 白書で足をすくわれる
・社一 定番が取れればいい

法律を基にした試験ですので、基本は暗記することばかりです。
ただ、通達や判例からの出題もあり、知らないことも多く出てきます。通達や判例まですべて抑えるのは現実的ではありませんので、知識として身につけた法律の知識から発展させて考えていくことも必要になります。
白書は毎年新しいものが発行されているので、そこの対策も必須になります。

徹底的に繰り返す

通達や判例も基準となる法律があってのものとなるため、やはり有効な対応策としては過去問を繰り返すことだと思っています。
毎日〇〇問はやる(P)、と決めて毎日続けます。(D)
もちろん、ただ解いて点数が良かった、悪かった、だけで一喜一憂していては身についていきません。
どこで間違えたのかやどうして分からなかったのかを確認し(C)、繰り返さないためにはどうすのかをまとめていきます。(A)

同じ問題が出ても、毎回間違えるものもあれば、2回目には分かることもあります。
根拠を持って解けたという自信がつくまで繰り返しましょう。

結果とおすすめの方法

1月から8月の変化

徹底的に過去問を解き始めたのは1/31からでした。
毎日の記録をつけていくことは、振り返る時の大きな手助けになります。
最初は5割も解けていませんでしたが、8月になる頃には8割くらいは解けるようになっていました。
と言っても、同じ問題が出てきての結果ですので、合格ラインに届く知識量があったかと言われれると怪しいです。

ただ、分かる(覚えてしまっている)問題が増えたことで、問題を読む時の自信がついたのは良かった点かなと思います。

おすすめの方法

私は過去問ランドを使っていました。
当時SNSはやっていなかったので、たまたま発見したサイトでしたがとても良かったです。
無料の会員登録すると過去の記録が自動的に保存されますので、毎日続けるモチベーションにもなりました。少ない日で20問、多い日で100問を試験前日まで続けることができました。

間違えた問題は、当日の振り返りに加えて翌朝にもう一度考えてみて、なぜ間違えたのかをテキストに書き込んでいきます。同じ論点で間違えると、テキストの同じ箇所に書き込みが増えていきます。
直前期に入ってからは、テキストの中で書き込みの多い部分のみを抜き出したノートを作っていきます。
試験当日はそれだけを見て、本番で同じ間違いをしないように繰り返しました。

他のサイトでも同じようなものがあるかもしれませんし、問題集でもできなくはないと思います。やりやすい方法を見つけて続けていくことが重要です。

終わりに一言

1000時間から1500時間の勉強が必要と言われる試験です。ぜひ効率的に勉強を続けてみてください。

タイトルとURLをコピーしました