営業の共通言語と簿記

資格試験

東海地方の田舎町で【コンサルタント事務所】を運営している元りく社労士です。
ビジネスマンの共通言語でしたっけ?私見ですが、経理だけでなく営業も身につけておくべき知識です。

さて、今回は簿記についてを以下の3点にまとめました。

  • そもそも営業の仕事って
  • 簿記の知識が活きるとき
  • 何級まで必要か

そもそも営業の仕事って

簡単に言えば、人に何かを売ることです。

物を扱う人

原材料を仕入れたり、自社で製造したものを販売しています。自社では製造はせず、仕入れたものを販売するということもあります。

サービスを扱う人

私はこちらがメインでした。
自社のサービスを使ってもらうことで業績を向上させたり付加価値を提供していきます。

会社員である以上、扱う商品はある程度限られていますので、自分の扱っている商品のことに詳しいことが大切です。

簿記の知識が活きるとき

営業の仕事で大切にしてほしいのは、お客さまのことを知ることだと考えています。
・何に困っているのか
・何を欲しがっているのか
・何が解決したら嬉しいのか

お客さまを知るためにヒアリングしていくときに簿記の知識は活きてきます。
せっかく売上、経常利益、労働生産性、損益分岐点などが聞けても「…?」となってしまっては次につながりません。

普通、初対面では経営状態までは教えてもらえないです。教えてもらえるということは、ある程度の関係性が築けているということです。

せっかく聞けた情報を活かすためにも、その数字がなにを意味するのか、どの状態だとよいことなのかくらいは知っておいた方がよいです。

何級まで必要か

これは一概には言えませんが、2級まではあるとよいです。

簿記3級

日本商工会議所によると、

業種・職種にかかわらずビジネスパーソンが身につけておくべき「必須の基本知識」として、多くの企業から評価される資格。
基本的な商業簿記を修得し、小規模企業における企業活動や会計実務を踏まえ、経理関連書類の適切な処理を行うために求められるレベル。

日本商工会議所

とあります。

3級は受けていないのですが、だいたい1ヶ月〜3ヶ月くらいが目安のようです。
商談で出てくる簡単な数字のことであれば、だいたい分かるようになります。

簿記2級

同じく日本商工会議所によると、

経営管理に役立つ知識として、企業から最も求められる資格の一つ。
高度な商業簿記・工業簿記(原価計算含む)を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できるなど、企業活動や会計実務を踏まえ適切な処理や分析を行うために求められるレベル。

日本商工会議所

とあります。

多くの企業の商談の場面ではここまでは出てこないかもしれませんが、突然出てくるワードにも対応できるくらいの知識はつきます。今後投資を考える上でも多少の判断力も身につきます。

私は3級の基礎の勉強から始め、2ヶ月くらいかかりました。
昔は2級なんてみんな取れるという声もあったようですが、1級の範囲が2級で出るようになり難易度は大きく上がっているようです。
CBT方式はまだ受かりやすいようですので、受けるならCBT方式がお勧めです。受かりやすいとはいえ、誰でも受かるほど簡単ではないですが。

簿記2級も色々な方が動画や記事をアップしてくださっています。テキストの学習に行き詰まったら動画で見てみると理解が進むこともありますので、ぜひ探してみてください。

終わりに一言

知らなくても営業はできますが、知っておくことで話が通じやすくなるので全営業職の方にオススメしたい資格です。

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