年度更新と行政の仕事

労働法・労働保険

東海地方の田舎町、岐阜県美濃加茂市で【社労士・コンサルタント事務所】を運営している元りく社労士です。
そろそろ事業所には労働局から封筒が届いているという声が聞こえてきますので、今年も年度更新の時期が来たんだな実感します。

さて、今回は年度更新の時期に絡めて行政の仕事について以下の3点にまとめました。

  • 年度更新の大変さ
  • 行政協力のお願い
  • 今年は行政協力をするのか

年度更新の大変さ

年に一度の大きな作業

事業所の方であれば毎年これくらいの時期に封筒が届いているかと思います。
内容は年度更新についてのご案内が入っています。
事務組合に加入していない場合、7月10日までとなりますので忘れずに提出しておくようにしましょう。

社労士の受験生であれば、労働保険徴収法で学ぶあたりのお話になります。
範囲が狭く論点が限られている割に全部で6点分もあるため、ある意味得点源としている方も多くいらっしゃるのではと思います。

具体的にやることとしては、昨年度の1年間に支払った給与をすべて報告して、従業員から徴収している労働保険料と事業所が納める労働保険料をあわせて納付するという作業になります。
1年間もあると、人の出入りがあったりしますので、毎月の人数の数え間違いや集計漏れがないように注意しなければなりません。

年度更新については、昨年も同じ時期に記事にしていました。
詳細や注意点などはそちらをご一読いただければ幸いです。

行政協力のお願い

あるところが多い

年度更新の時期が忙しさのピークなのか、昨年に引き続き年度更新のお願いは届いていました。
これは都道府県会や支部によっても取り扱いが異なると思いますので、すべての人に必ず届くものではありません。私の知る社労士の先生宛には届いているところがほとんどでした。

今年は、年度更新の他にも監査の仕事のお願いも届いていました。
地域によっては、相談窓口の担当者にならないかというお声がかかっている場合もあるようです。
年度更新のお願いや監査の仕事は全員宛のような募集の仕方でしたが、相談窓口などは個別で声がかかっていることもあるようです。
都道府県会が主体となって仕事を請け負っている以上、いくら社労士だとは言えまったく知らない人に任せるということはリスクがありますので、どの仕事も面接のようなものはあると聞いています。

そのような仕事を求めるのであれば、支部活動や研修会には積極的に顔を出しておいた方がよいのかもしれません。

今年は行政協力をするのか

もうしないかもしれません

いくつかの行政協力のお願いは見かけましたが、今年は応募することもありませんでした。
理由はいくつかありますが、大きくは今の仕事の量とご縁に集約されるのかなと思っています。
以下、少し具体的に記載していきます。

まず一つ目はこちらです。
①顧問で忙しくなってきているため
お陰様で今年に入ってから顧問先のお客さまが増えてきたことに伴い、やることも増えてきました。
労務に関する相談顧問から給与計算を含むものまでお客さまの状況は多種多様です。
特に最初のころは全体の把握や、確認しなければならないことの問い合わせなどが多くあります。
そんな状況で、何時間も拘束されるのは厳しいと感じる日が多くなってきました。

続いてがこちらです。上と似たような理由ですが。
②スポットも定期的に入ってきているため
顧問だけでなく、補助金や助成金の相談を受けることも増えてきました。
弊所では、状況をお聞きした上ではありますが、助成金だけでも受け付けています。
そういったご相談が寄せられることも増えてきています。
また、最近補助金の公募が始まったということもあり、計画書に関する相談やデザイン系の仕事のご依頼もいただくようになっています。

最後はこちらです。
③ご縁がないと感じているため
行政協力とは言えないかもしれませんが、支部の活動は一時期顔を出していました。
昨年末に体調を崩して以降は、例会の声すらかからなくなりました。体調を崩したのは私のせいですが、気を使っていただいているのか、迷惑かけたからなのかは知る由もありません。
そして、これは半分負け惜しみでもありますが、開業当初は何度か応募をしています。
面接までいけなかったこともありますし、面接までいけても採用されることはありませんでした。
田舎でも倍率は結構高いと聞きますし、出来レースというような噂も聞きます。
負け惜しみを長々と書いた記事は以下で読めますので、ご興味がある方はご一読ください。

終わりに一言

年度更新の封筒が届いたという連絡を受けて、ふと思い立ったような記事を書いてみました。
開業したてのころはよいと感じるかもしれませんが、お客様の増やし方は人それぞれです。
行政協力をしていませんので、お客さんを獲得できるのかは分かりませんが、何度かやってみるのは経験としておもしろいかもしれません。
途中で書きましたが、補助金や助成金の相談、相談顧問や給与計算のことも相談を受け付けております。気になる方はお気軽にお問い合わせください。

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