東海地方の田舎町で【コンサルタント事務所】を運営している元りく社労士です。
少し前に知り合った方のお客様の獲得方法が目からうろこでしたので、今の弊所であればどうなるか気になりまとめてみました。
さて、今回は自分でできることだけでなく周囲の手を借りつつお客様にご満足いただく方法を以下の3点にまとめました。
- 今の自分でできること
- 調べながらであればできること
- 周囲の手を借りることでできること
今の自分でできること
対応の幅を狭めてしまう
私が一番衝撃を受けたのは、自分のできる業務のお客様だけを受け付けることで対応できる業務の幅を狭めているということでした。もちろん、独占業務など法律の制限がありやってはいけない業務には手を出しません。ただ、自分ではできなくても、周囲にできる方はいらっしゃいます。そんな方の力をお借りするか、その方にご紹介し対応してもらうことができるのだということを考えていませんでした。
企業の経営者となると、悩みは幅広くでてきます。社労士の専門分野である人事に関することだけでなく、税務のこと、資金調達のこと、販促のことなど多岐にわたります。その中で、自分にはできないことはお客様自身で対応できる方をみつけてもらっていました。そうすると、私の考え方と異なる考え方の専門家にあたることもあります。そうなると、お客様にとっても迷ってしまう原因となり難しいなと考えていました。
規模が大きい事務所であれば、複数の専門家がチームを組み総合的に対応しているところもあります。私の地域ではベテランの方が多く若手と出会うことは少なかったため、チームで支援していくということまで考えが回りませんでした。
私であれば、人事労務は直接対応しますが、他の業務についてはそれぞれで専門としている人材に任せていこうと思います。最近ご質問を受けることがある項目の一部ですが、これらもただ断るのではなく総合的な支援を行いたいと考えるようになりました。
- 税務全般
- 経産省の補助金
- コスト削減
- チラシデザイン
- 企業型DC
- 事業承継
調べながらであればできること
時間はかかるが学びになることも多い
コスパという考え方で見てしまうと正直悪いとは思います。ただ、まだまだこれからの身としては調べたらできることは自分で対応していきたいと考えています。ここに該当しそうな項目が地方自治体で行っている補助金などです。役所や商工会議所に行けば丁寧に教えてくださいますが、そんな時間がないorもったいないと考える事業主さんもいらっしゃいます。事業主の立場で考えてみると、数年に一度しか申請しない書類の書き方を聞いても、次回の申請時にはおそらくまた聞きに行くことになる気がします。毎年行われる確定申告でさえ調べながらやるので、人は忘れるものだろうといったところです。
役所や担当の事務局に問い合わせをすることは手間ですし時間もかかりますが、勉強になることも多く感謝しています。
厚労省でやっている雇用関係の助成金もたくさんあり、すべてを把握している社労士は少ないと思います。そして、私の近隣に限った話かもしれませんが、助成金を受け付けている社労士事務所があまりありません。
かくいう私も助成金を専門にしているわけではないので、対応するとなるとそれなりに調べることも多くなります。助成金を担当しているところがバラバラのため、あちこちに問い合わせて一つずつ解決していっています。
周囲の手を借りることでできること
三方よしの関係つくりを
今まで、私自身で対応できない内容はできませんと断ることがほとんどでした。しかし、前述の通り、考え方が異なっていたり、探すことに手間がかかったりと、よくないことも多くありました。
お陰様で各地に、さまざまな専門家とのつながりが広がっています。私自身が対応できない場合は、私が信頼できる専門家を紹介するというフローにしていきました。紹介した専門家の方のお仕事にもなりますし、事業主の方もゼロから探すという手間が減るようになりました。
考え方が同じ方向を向いている専門家とマッチングができることで、それ以降のやり取りもとてもスムーズになった気がします。
交流会やSNSなど、人とつながる機会はたくさんあるように感じます。地方に行くと、対面での交流会は数が限られていますがオンラインであれば全国各地どこでも交流の幅を増やすことができます。
自分は何が得意でどんなことができるのかをアピールしておくことで、必要とされる仕事が舞い込んでくると思います。
終わりに一言
苦手と思っているとなぜかその話が来るのはなぜでしょうか。以前は困っていたことも、今は少しずつ広がっていくのが楽しくなってきました。
ということで、今後は人事労務だけでなく、広告集客や経費削減、事業承継や相続まで幅広く相談を受け付ける事務所に変わっていきます。一つでも気になることがありましたらお気軽にお問い合わせください。