社労士試験と自己採点

社労士試験

東海地方の田舎町で【コンサルタント事務所】を運営している元りく社労士です。
先週末に令和5年度の社労士試験がありました。各社の解答速報も出揃い自己採点を進めている頃かと思います。ここでは、自己採点の結果だけでなく、次のステップへの準備も視野に入れておくことをお勧めします。

さて、今回は自己採点の結果を受けて以下の3点にまとめました。

  • 複数の会社で自己採点する
  • 社労士試験をどうするかを考える
  • 次の行動を起こす準備をする

複数の会社で自己採点する

早めに自己採点をしておく

試験当日の夜くらいから、各予備校などで解答速報のページが出揃っています。
ここでは、主要な予備校や通信教育の解答速報ページを7つまとめてみました。

TAC(令和5年度 社会保険労務士試験 解答速報
大原(社会保険労務士試験解答速報
LEC(本試験解答速報
フォーサイト(令和5年度 第55回社会保険労務士試験の解答速報・試験講評
クレアール(2023年度(令和5年度)社会保険労務士試験 解答速報
アガルート(2023年 社会保険労務士試験(社労士) 解答速報
ユーキャン(社会保険労務士(社労士)試験 解答速報-2023年度(令和5年度)

それぞれで解答速報と合格ライン予想、救済の有無について解説してくれています。
無料で公開されているものもあれば簡単な登録が必要なものもありますが、可能な限り複数のページで採点をしてみることをお勧めします。
そして、合格ラインにギリギリ届くかどうかという方は、少し日が経ってからもう一度採点してみてもいいかも知れません。

理由は、問題によって答えが割れていたり、後ほど解答が変わっていることがあるからです。
起きる頻度は少ないですが、ギリギリの方の1点には大きな差があります。

そもそもしないという選択肢

記念受験や明らかにミスをしたことを認識している方は自己採点をしないという声も聞きます。
他に、合格発表までの時間は勉強のことは忘れて、家庭や仕事に充てたいからと結果発表のみを待つ方もいらっしゃいます。

私自身はと言うと、会場付近で選択式の採点をし、帰宅してから択一式の採点をしました。
あえてしないと言う勇気が持てなかったので、各社の速報が出るたびに自分の解答と照らし合わせていたことを覚えています。

社労士試験をどうするかを考える

何度でも諦めず受かるまで頑張ると言う強い意志をお持ちの方ばかりではありません。私自身も1度は諦めた身です。
社労士として働くことができる今となっては、諦めなくて良かったと思えます。ただ、精一杯の努力の末、不合格となってしまった時に諦めてしまいたくなる気持ちも分かります。

一旦休憩するかリベンジを誓うか

ちょっとニュアンスは違いますが、似たようなことをどちらも経験しています。その上で、どちらがいいのかを考えてみます。

過去の記事に書いていますが、私は1回目の試験に落ちています。そこから年明けまでは勉強をしていませんでした。
休憩のつもりではなく、心境としては難しすぎる社労士試験自体を諦めていたということです。
当時の自分として、使える時間を試験勉強に費やした結果が、合格ライン予想に数点足りないことが分かり、これ以上は無理だなと思ってしまいました。
勉強のことを忘れて過ごすことができたのは今となってはいいリフレッシュ期間だと思うことにしています。

合格した2回目の試験の時も、自己採点では合格ライン予想には届いていませんでした。気持ちを切り替えて、勉強方法も変えて臨んでもダメでした。1年目はユー〇ャンの通信でしたので、質問や一問一答のような有料サービスも活用していました。対して2年目はひたすら1人で学習をしていたため、これが(実質)独学の限界かなと感じていました。

2年目がダメだとしても3年目を決めていたこともあり、自己採点の後には期間を空けることなくリベンジを誓っていました。

次の行動を起こす準備をする

翌年度の情報収集

一般的に、社労士試験は1000時間の勉強が必要と言われています。365日で考えると1日3時間弱を毎日です。
●毎日勉強を継続できる場合
週末7時間×104日+平日1時間×261日=989時間
週末5時間×104日+平日2時間×261日=1042時間
●平日3日と土日の8割は勉強する場合
週末8時間×83日+平日2時間×156日=976時間
毎日勉強すると言うことは、飲み会や遊びの予定にも影響が出ます。仕事や家事、趣味の時間を考えるとスキマ時間の活用も含めて勉強を進めていく必要があります。
これだけの時間がかかる試験のため、本試験翌日から翌年度の試験は始まっていると言うことです。

さっそく今年も出ていますが、2024年度試験対策もすぐに始まります。私が参加したのは大原の体験授業ですが、本試験の翌週くらいにはやっていた気がします。

受験生の頃はX(旧Twitter)などのSNSをやっていなかったため、情報収集は予備校や通信教育のサイトからでした。SNSの方が情報が集まると思うので、アンテナを張っておいてください。

2回の本試験を経験して、
・労働法が弱く点数が安定しないこと
・一般対策が分からないこと
・社保全般に時間がかかりすぎること
これらをクリアしていかないと3回目も合格は無理だと判断しました。

大原に通うことに

9月前半だったかと思いますが、大原で体験授業を行っているとの情報を得て、参加してきました。
とても分かりやすかったです。講師の方に相談することもでき、その場で1年間お世話になることを決めました。

よかったこと
◯合格保証があったこと
◯授業が分かりやすかったこと
◯教育訓練練給付が使えたこと
◯直接質問ができたこと

よくなかったこと
△時間的制約が生まれること
△通学の時間と費用がかかること
△金沢先生の授業は聞けなかったこと

通信授業もセットのコースでしたが、それだと独学と変わらないと思ったこと、出席率が教育訓練給付金を受ける条件になっていたため毎週通っていました。
結果的に合格保証を使うことができたのでお世話になったのは2ヶ月ほどでしたが、もし改めて受験するとなったらまた選びたいなと思います。

終わりに一言

まずは本試験をやり切った自分を褒めてあげてください。自己採点の結果から次のステップに進んでいきましょう。

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