東海地方の田舎町で【コンサルタント事務所】を運営している元りく社労士です。
最近、060から始まる番号が割り当てられるというニュースが出ましたが、携帯電話の番号は足りなくなるほど発行されているということです。
そして番号が主に割り当てられているスマホは今や欠かせないツールとなっています。
仕事をする上でだけでなく、プライベートでもスマートフォンやパソコンなどは手放せません。
通信業界にも携わっていた経験から、お得に使っている人とそうでない人を見てきましたが、本当にもったいないと感じていました。
さて、今回は通信料の削減とスマートフォンの購入について以下の3点にまとめました。
- 通信会社は自分で選べる
- スマートフォンが安く買える仕組み
- 利用する上での注意点
通信会社は自分で選べる
3キャリア以外という選択肢
携帯電話が日本で普及し始めたのは平成〇年頃ですので、通信業界はいくつかの転換期を経て今の形になっています。
メインとなる3大キャリアに〇年に新規参入した楽天モバイルを加えた4社が日本のMVO()となります。
それ以外にも、キャリアの通信網を利用しているMVNO()という通信事業者もありますので、本当にたくさんの通信会社から選ぶことができる時代となりました。
3大キャリアにどうしても思い入れのある方以外であれば、ぜひ積極的に他の通信会社も選択肢に入れて検討してみてください。
以前は格安SIMという呼ばれ方をしていたこともありましたが、3大キャリアのサブブランドやオンラインプランとなって通信が格段によくなっています。
4大キャリアを簡単にまとめた比較表になります。
横並びではあまり違いはありませんが、サブブランドやオンラインプランまで候補に入れると値段が大きく変わります。
通信費を安くしたいという方は、まずは先入観をもたずに調べてみてはいかがでしょうか。
キャリア選びのポイント
通信の品質は以前に比べて圧倒的に改善している
毎月のコストなので見直すメリットが大きい
スマートフォンが安く買える仕組み
月々1円から iPhoneが持てる
家電量販店やショッピングセンターに行くと、ブースを設置して携帯を売っている姿を見たことがある方も多いでしょう。
大きく目につくPOPには「 iPhoneが月々1円から」と書かれていることもあり、定価で10数万円する端末がそんなにやすくなるなんてと、怪しく思う方もいると思います。
でも、これは何も怪しくはありません。ごく普通に手続きをするだけで新しい iPhoneが安く持てるような仕組みとなっています。
これらは他の通信会社から乗り換え(MNP)や一定年齢以下の方の新規契約をする場合に、通信会社が指定する条件を満たしていると、月々の支払がとても安くなるというキャンペーンになります。
安くなる期間は約2年間となり、基本的にはそのタイミングで返却するというものになります。それ以降は割引されていない分割を支払い続ければ同じ端末を使用し続けることもできます。
よく、「レンタルでしょ?」や「返さなければいけないんでしょ?」と言われますが、レンタルではなく分割購入しているものを2年後に約半額で買い取り保証してくれているだけですし、返すことは義務ではなく権利です。
2年前後で電池の持ちも悪くなりますし、変えるタイミングとなることが多いので、さらに別の通信会社に変えたり元の通信会社に戻るなど選択は自由です。
余談ですが、この販売方法は「キャプティブプライシング」と呼ばれています。
・カミソリ本体と替刃
・プリンターとインク
・コーヒーメーカーとカプセル
・ウォーターサーバーとボトル
導入費用を安く抑え、使用料に応じて消耗品費がかかるというビジネスモデルは、意外と世の中にありふれたものだったりします。
通信会社が少しだけ他のものと違う点は、現在は端末の分割購入と通信会社の契約をセットにできなくなったという点です。分割購入している会社と通信会社が別となることもできます。安く分割を組ませてもらい、もっと安い通信会社で使用するということも可能になりました。
スマホを安く買うポイント
キャンペーンで乗り換えは悪いことではない
通信会社は新規客を獲得する取り組みをしているだけ
利用する上での注意点
端末のこと
月々安くなって、2年後に返却したら残債がいらないとなると高価なスマートフォンの価値が下がったように感じ扱いが雑になってしまう方がいるかもしれません。
しかし、2年後に返却する際には画面の破損などがなく正常に使用できることが条件となっています。
返却の際に追加の費用がかかってしまうこともありますので、自分で購入したものとして大切に扱っていくことは忘れてはいけません。
このような形で出ているのは、ひと世代前のベーシックなモデルになります。最新のハイスペックの端末が欲しいという方には向いていない制度と言えます。
2024年には iPhone16シリーズが発売されましたが、最近の対象は iPhone15、iPhone14、 iPhoneSE3あたりです。
どれも普段使いには事足りますし、分割を最後まで支払えば6年以上はサポートされる端末です。
契約のこと
2年後に返却するとそれ以降の残債がかからないという仕組みですが、通信会社からわざわざ時期がきたことをお知らせしてはもらえません。
いつ契約を切り替えたのかを忘れてしまって使い続けていると、定価に戻った分割金額を支払うことになりますのでお得さが減少してしまいます。
また、契約の切り替えには事務手数料がかかります。オンラインで契約を切り替えると事務手数料が安くなることはありますが、ブースを出しているところでは事務手数料はかかってしまいます。
終わりに一言
スマートフォンやパソコン、通信会社のことは小難しいと感じることも多く避けている方も多いかと思います。固定費ですので、見直すことで家計の改善や経営の改善にもつながりますし、スマートフォンが新しくなると気分も一新されて仕事にも身が入る気がします。
これからが商戦期に入りますので、各地でイベントが行われると思います。少し下調べをしておいて、見つけたら話を聞いてみるのも面白いでしょう。