生活の知恵とファイナンシャルプラン

資格試験

東海地方の田舎町で【コンサルタント事務所】を運営している元りく社労士です。
FPの資格は周りにとっている人がいたのですが、興味が湧かず受ける気がしませんでした。

さて、今回はファイナンシャルプランナーについて書いてみます。
こんな方は最後まで読んでみてくださいオススメします。

FPのことをよく知らない人
年金や将来のことが漠然と不安な人
自分で判断できる知識が欲しい人

FP技能士とは

国家資格の一つ

正式には、ファイナンシャル・プランニング技能検定と言い、合格者は「ファイナンシャル・プランニング技能士」と名乗ることができます。
FP技能検定は1級〜3級までに分かれていて、それぞれに学科試験と実技試験があります。
少しややこしいのが、試験を扱っているところが2箇所あるということです。

等級学科実技実技試験の選択科目実施機関
1級学科試験金融財政事情研究会
実技試験資産相談業務金融財政事情研究会
資産設計提案業務日本FP協会
2級学科試験金融財政事情研究会
日本FP協会
実技試験個人資産相談業務金融財政事情研究会
中小事業主資産相談業務
生保顧客資産相談業務
損保顧客資産相談業務
資産設計提案業務日本FP協会
3級学科試験金融財政事情研究会
日本FP協会
実技試験個人資産相談業務金融財政事情研究会
保険顧客資産相談業務
資産設計提案業務日本FP協会
複数指定試験機関方式について

最初に引っかかるのが、どちらの実技を受けるのかということです。
3級、2級の学科はどちらで受けても変わりありません。実技が分かれており難しく感じさせます。

FP協会を選んでおけば問題はないかなと思います。
合格率や問題の難易度など違いはあるのですが、細かすぎるのでとりあえずFP協会でいいです。

3級は2択か3択ばかりですので、ざっくり回答しても50点くらいは狙えます。少し知識を補強するか、知っている知識があれば合格は狙えます。3級を飛ばしたい気持ちがある人も、2級の受験資格を取るために受けておきましょう。
2級は4択や計算などが入ってくるので、難易度はグッとあがります。過去問を遡っていくと気付きますが、最近のものほど難しくなっています。

どんな知識が身につくのか

6科目を総合的に

ライフプランニング
生活する上での費用の考え方や住宅ローンの見方、年金などの社会保険などについて学びます。

リスク管理
生保や損保などの私的保険のことについて学びます。

金融資産
経済学や金融市場、為替などについて学びます。

タックス
所得税とそこに関係する所得控除など、法人税などについて学びます。

不動産
民法、建築基準法、都市計画法など不動産に関することについて学びます。

相続・事業承継
相続や遺言、遺産分割や相続税などについて学びます。

幅広いジャンルがあるので諦めたくなりますが、一つひとつの論点はそこまで難しくありませんし問題文も易しい書き方です。
ここで出てくることは、私生活に大きく関わる項目がたくさんあります。知らないうちに損をしないためにも、自分でも判断ができる知識が少しでもあるとよいかもしれません。

合格したらすべての知識が活きた、とはなりませんが無駄な保険の加入をしなくてよかったり、税金の支払いを抑えることができるようになったりと、少しずつ活きていると感じることが増えてきます。

勉強をお勧めできる人

基本的にすべての人

逆にお勧めできない人はあまりいないと感じます。
強いて言うなら、上位の専門資格を持っている方はその科目については不要です。税理士、社労士、宅建士、司法書士などは6科目の一部についてはとてもよく理解しています。ただ、総合的に学ぶことができるのがよさでもあるので、幅広くみなさんにオススメします。

学生
時間のあるうちに世の中のことを知っておくのはよいことです。
簿記と一緒に在学中にとっておきましょう。

会社員
昇給すると税金や社会保険料があがります。結婚やお子さんができると扶養が増えて税金に影響します。お家を建てると住宅ローン控除があります。
そんなことあったなと言う感覚で構いませんので、都度調べることができるよう事前に知識を備えておきましょう。

主婦
103万円の壁、106万円の壁、130万円の壁、150万円の壁のどれかは聞いたことがある方が多いと思います。それぞれが何を意味するのかを知っておくことで家計への影響を減らせます。
合格を目指してもよいですが、まずはテキストを読み物として読んでみることから始めてみてください。

経営者
金融資産のこと、税金のこと、相続のこと、など日々考えることが多くあります。都度誰かに聞いたり調べてもいいですが、自分で知っておくと時短になります。
顧問の方がFPを持ってたらまとめて聞くことができるのでそう言った方を見つけるのも一つかもしれません。

終わりに一言

私が知らなくてよかったと思ったのはほんの一部の出来事だけでした。あとは知っておいて、使うか使わないかは自分で判断できてよかったと思っています。

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