社労士の事務指定講習待ちと他の資格

資格試験

東海地方の田舎町で【コンサルタント事務所】を運営している元りく社労士です。
社労士に合格した後、登録までに5つほど試験を受けた気がします。今後役に立つかもしれないので可能な限り受けておくことをお勧めします。

さて、今回は事務指定講習までにやっておくと良いことを以下の3点にまとめました。

  • 私自身が考えていたこと
  • 他資格の勉強
  • 関連書籍の読書

私自身が考えていたこと

勉強の習慣は継続したい

過去にも書いていますが、自己採点では落ちたと思っていました。翌年度の試験に向けて通学で勉強を始めていたので、合格発表までは継続して社労士試験を勉強していました。

合格発表を迎え自分の番号を確認した時、これで勉強から解放されたという思いと、勉強に費やしていた時間をこれから何に使えばいいのか分からないという思いが生まれていました。
社会人になってから勉強をしてこなかったため、せっかく身についた勉強の習慣は何かに活かせないかと考えるようになりました。

そこで探したのが、社労士として、個人事業主として、役に立つ知識や資格はなんだろうということでした。
YouTubeや先輩社労士からの情報を参考に、身につけておくとよいと言われた資格を一つずつ勉強していくことにしました。
条件は、年に何度か試験があって、難易度もそこまで難しくなく、費用もそこまでかからないものでした。
その中で候補に残ったものから試験日や優先度を考えて、順番に資格を取得して登録に至ります。

ここで、事務指定講習と他資格の勉強は並行できるかという疑問ですが、結論としてはできます。
私の場合、事務指定講習が始まるまでに2つ、eラーニングまでに2つ受けています。始まったら忙しいのかなと思いきや、20時間ほどあれば終わる量ですので、土日を受験生の直前期と同じ感覚で使うと4日もかからずに終わります。これはeラーニングも同様です。

他資格の勉強

他の資格を勉強をするなら社労士と関連性の高いものが良いかなと思います。
ダブルライセンスという考え方でもいいですし、独立後に役立つものという考え方でもいいです。

お勧めの資格

独断と偏見な上、私が取得していない資格も含まれていることはご了承ください。

ダブルライセンス向け

  • 行政書士
  • 中小企業診断士
  • 宅建士

行政機関への許認可の書類が請け負える行政書士は複数の先生からお勧めされました。一方で、2つ持っていても結局片方の仕事がメインになっているという声も聞きます。
中小企業診断士は独占業務はないですが、経営全般が学べる資格です。金融機関や商工会などの支援機関との関係が強いのもいい点です。社労士と同じくらい時間がかかると言われていますので、あの苦しみをもう一度やってもいいという方は挑戦してみてもいいかもしれません。
宅建士は不動産会社の必置資格ではありますが、これ一つで独立は難しいかもしれません。不動産関係に強いというアピールのためにはいい資格です。

登録後に役立つ知識

  • 日商簿記2級
  • FP2級
  • 年金アドバイザー2級
  • 給与計算実務能力検定2級
  • メンタルヘルスマネジメント検定2種

簿記は3級はすぐに受かります。2級は近年難化していると言われていますが、CBTであればいつでも挑戦できますし、合格率も高い印象です。経理のことが学べるので、開業を考えている方は勉強しておくことをお勧めします。
FPも簿記と同じく3級はすぐ受かりますし2級は難化しています。ライフプランに年金や健康保険が出てくるので取り組みやすいです。他にも税金、保険、金融、不動産、相続がありますが、2級までであればそこまで難しい内容は出てこないので将来のために学んでおいてもいいと思っています。

年アド、給与計算、メンタルヘルスは社労士の実務に生きてくる内容なので過去の合格者の方も積極的に受けている印象があります。
試験日が決まっているものが多いので、〇月にこれ、2月は事務指定講習、△月にこれ、夏はeラーニングというようにスケジュールを前もって決めておくとズルズルと後ろ倒しになることなく学習が継続できます。

実務に関連する勉強

読書

実務に関する書類はたくさん出版されていますし、全国区で著名な先生が書いた書籍も多数あります。
実務に直結しそうな書籍は積極的に手に取って読み進めてみると良いかもしれません。
ただ、実務の経験がない状態で読んでも理解が進まず嫌になってしまうかもしれません。社労士を勉強し始めた時と同じように、まずは全体像を把握して過去問(実務)で出てきたら調べることができるようにしておくと良いでしょう。

私は月に10冊は読むことを目標にしていますので、これまでもたくさんの本を読んできました。正直、詳細まで記憶しているものはありませんが、あの書籍にはこんなことが書いてあったなということは残っているので、実務で分からないことに直面したら調べるようにしています。

セミナー

実務を教えてくれるセミナーが各地で開催されています。
これに参加するかは人によりますので、判断はお任せします。
有益なセミナーもあり、内容はもちろんのこと合格者同士の交流や先輩のアドバイスが聞けるいい機会になっています。料金も1000円からやっていることもあるのでお財布にも優しいです。
中には高額でタメになったのか分からないという声を聞くセミナーも存在します。一概に、高額だから悪徳、無料だから良心的ということでもありません。

少し毛色は変わりますが、ビジネス交流会というものも存在します。純粋に人脈を広げるための会、何らかの考えに共感している人の集まりや、交流会内での仕事の提供を主としている会など様々です。
ここに参加している方はご自身を売り込みたい方がほとんどです。相手の商品を使うことで社労士として仕事ができると割り切れるのであれば選択肢としてはありです。

終わりに一言

合格できたことは本当に素晴らしいことです。それまに培ってきた何かに打ち込む習慣を、次のステップのために活かせると早期のステップアップにも期待ができます。

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