東海地方の田舎町で【コンサルタント事務所】を運営している元りく社労士です。
組織が大きくなるにつれて、さまざまな人が組織に入ってくることになります。社員一人ひとりが学び、成長する仕組みを作ることで、組織全体としての競争力が高まります。
さて、今回は組織の成長に欠かせない教育プログラムについて以下の3点にまとめました。
- 教育プログラムの設計
- モチベーションを高める工夫
- リーダーの役割
教育プログラムの設計
社員のニーズとキャリアパス
会社で働く目的は従業員一人ひとりで異なります。何を身につけたいのか、将来のキャリアをどう考えているかを把握しておくことは重要です。
把握する方法としては、1on1の面談やアンケートなど規模に応じて適切な手段を選ぶことができます。
社員がどうなりたかに加え、会社がどう成長してほしいかも含めて必要な教育プログラムを設計していく必要があります。
目標達成に向けた内容に
社員が身につけたいスキルが個人の目標達成のためになるのであれば、従業員は意欲を持って学ぶことができます。
高い意欲ではたらいてくれる従業員の存在は、組織全体の目標達成にもつながります。
教育プログラムを作ったあとには、学習の進捗を可視化できるようにすることも忘れてはいけません。定期的に振り返りを行い、改善が必要であれば改善を行うことでより良いものにしていくことができます。
モチベーションを高める工夫
進んで取り組めるようにする
3日坊主と言う言葉があるように、人は効果や結果が見えないことに取り組むことはなかなか続かないことはよく言われています。
自分のためではなく、会社のためにやってもらうことですので、続けるモチベーションを持ち続けてもらう必要があります。
①ゲーム感覚を取り入れる
ゲームに熱中していたら時間が過ぎていたということがあるように、ゲームのような要素を取り入れることで楽しみながら学習を続けることができます。
②インセンティブを与える
資格取得に対しての手当や表彰制度があると、学習のモチベーションが高まります。
少し難しい資格であれば、学習の途中で与えることができるインセンティブがあってもよいかもしれません。
③ピアラーニング
ピアラーニングは、同じ学習者同士で教えあい、学びあうことを指します。お互いに刺激を与えることで、モチベーションの維持につながります。
リーダーの役割
自分がまずやる
部下に学習を進めたければ、まずはリーダー自らやることがもっとも効果的です。
リーダーが持っている知識を部下の学習のサポートやフィードバックに活かすこともできるようになります。
社内で勉強会を開催したり、外部講師を呼んでの講習会などの必要性の検討もリーダーの役割としては重要となります。
終わりに一言
成長ができる職場とすることで、従業員の定着率を高め、より高い付加価値をお客さまに提供できるようにしていきましょう。
教育プログラムの設計のサポートが必要であればお手伝いできることがありますので、お気軽にお問い合わせください。