自分の強みと市場価値

開業記録

東海地方の田舎町で【コンサルタント事務所】を運営している元りく社労士です。
転職活動では強みや得意なことを聞かれることがありますが、開業していても強みや得意なことを言語化できるようにしておくことはとても重要だと感じます。

さて、今回は私自身の強みとその見つけ方を以下の3点にまとめました。

  • 過去の業務の棚卸し
  • 〇〇×社労士で考えてみる
  • 〇〇×コンサルタントで考えてみる

過去の業務の棚卸し

人材会社の営業

私は大学を卒業してから人材会社の営業職を約7年ほどやっていました。今となってはいい思い出ですが、ザ・ブラック企業でした。あのハードワークがあったのでそれ以降はどれだけの業務量があっても大変だとは思わなくなったことには感謝しています。

私自身はというと、大学を出たばかりの新社会人として見てもとても不出来でした。その後、多くの新入社員を見てきましたが、私より優れている子ばかりです。
そんな私にいろいろな仕事を経験させてくれた会社にはとても感謝しています。ここではいくつかを抜粋してみたいと思います。

  • 採用に多く携われた
  • 新人の教育から一人前になるまでの育成
  • 数十人規模のセミナー講師
  • 拠点の責任者
  • 企画書、提案書の作成やプレゼンテーション
  • イベントの運営

覚えが悪く、何年たってもミスが減りませんでしたが、ここで経験できたことはとても大きかったです。

広告会社の営業

転職活動をした後の会社が今の生活につながる転機となりました。前職とは違い私にとってはホワイト企業と言えるレベルの会社でした。人によっては大変だという声があるのも事実です。

転職したての頃は仕事も楽しくなくただ楽なだけの印象の会社でしたが、部署を異動してからは仕事の楽しさを知り今でもこの業界を中心に仕事をしています。そんな会社での経験を抜粋してみたいと思います。

  • 新規営業
  • 広告の原稿改善
  • 求人広告提案
  • 経営者向けのセミナー講師
  • 従業員向けのセミナー講師

年齢のことややりたいこともあり卒業を選びましたが、私にとってはとても合っていた会社でした。
退職してからも引き続きご縁をいただける方がいらっしゃるお陰で、今でもお仕事をいただけているのには本当に感謝しています。

〇〇×社労士で考えてみる

自分だけの専門性を発揮できる

今までの業務の棚卸をしてみて、他の方と差別化できそうな立ち位置を自分の中で探していきます。
私はサービス業のウェブ広告や集客支援、求人支援をやってきたのでそれが得意な社労士という立ち位置を取ることがよいのかなと決めました。社労士として開業している方や新たな合格者はたくさん出ますが、上記と同じ経験をしている社労士は少ないと思うからです。さらに、東海地方に限定するともっと数が少なくなります。オンラインでのアプローチも可能ですが、田舎に行くほど直接会いたいというニーズが高くなる傾向があるようですので当分は有効ではないかと考えています。

これは、私に限らずだれにでもある強みになることだと思います。接客業をしてきた人には接客業ならではの、運送業をしてきた人には運送業ならではの課題を知っているはずです。それを解決できる情報を持っているのは強みになるはずです。その職歴や経験がある社労士として、同業種の企業へアプローチしていくことが最初の一歩になるのではないでしょうか。

〇〇×コンサルタントで考えてみる

ターゲットを広げすぎないように

コンサルタントとして活動するとなると、競合になる企業が無数にでてきます。コンサルファーム出身者はその筆頭ですが、他士業の先生もよくコンサルタントをやっています。
そんな中で戦っていくためには、ターゲットを広げすぎないことだけを意識しています。知らない業界の業務を改善できるほどの知識や経験はありませんし、業界特有の事情も把握していません。今まで関わってきた業界や業種であれば基礎知識があるので改善の知恵も浮かんできます。
私としては、社労士×コンサルタントとして活動していますが、どちらかと言うと人事労務よりは集客支援の方が得意だったりします。あくまで一つのきっかけとして社労士は上手に使っていければよいと考えています。

何も資格がなくてもコンサルタントはなれますが、何かしらあった方が経営者の方にも入り込みやすいので時間や費用が許せば資格を取ってもいかもしれません。

終わりに一言

なんでもやります!は頼む側からすると少し躊躇してしまうようです。これなら得意です、と言えるものがあるはずですので、それをアピールできるように棚卸しをしてみましょう。
私がやってきたことでお手伝いできることがあればお気軽にお問い合わせください。

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